大会テーマ「子どもの生活と感覚統合」について
第41回 日本感覚統合学会研究大会を沖縄県で開催するにあたり、大会長を務めさせて頂きます、村越雄二と申します。
今回は、本大会のテーマ、内容に関して現在私が考えていることを皆様にお伝えさせて頂きます。
私は感覚統合の考えをいかした支援(広義の感覚統合)は、その個人にあった豊かな生活を保障する包括的な支援と考えており、本大会では感覚統合の考えをいかした支援とは何か、感覚統合の考えをいかした支援は子どもの生活にいかに貢献するか等を議論する場として大会テーマを「子どもの生活と感覚統合」と致しました。
大会では、小学生当時、感覚統合理論をいかした支援に参加した当事者さん(現在、大学生)の体験談をはじめ、子育て、保育、教育の何に感覚統合が貢献できるのか等をテーマに学会理事によるパネルディスカッション、地域で支援に取り組んでいるセラピストの方の報告(シンポジウム)を計画中です。またこれらの企画に会場にお集まりの会員の皆様にも積極的に参加して頂けるよう質疑の時間をしっかり確保したい考えで、準備を進めて参ります。
学会員の皆様には、お願いもあります。大会テーマの「子どもの生活と感覚統合」に即し、感覚統合の考えをいかした支援に関する演題発表のエントリーをお願い致します。
令和6年12月14・15日(土・日)、糸満市観光文化交流拠点施設シャボン玉石けんくくる糸満にて開催を予定しております。
沖縄の地で、感覚統合の考えをいかした支援について、皆様と積極的に議論できればと考えております。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。
令和5年10月1日
第41回日本感覚統合学会研究大会
大会長 村越雄二
(発達支援ルームAQUA)